自走式駐車ビルと機械式立体駐車場のメリット・デメリット比較
自走式駐車ビル(立体駐車ビル)とは、十分な敷地面積がある土地にコンクリート構造または鋼構造で建てられた階層式の駐車場です。各階にはスロープ通路が設けられており、車両が直接各階まで走行して駐車できる構造になっています。これにより、駐車スペースを多層化し、駐車台数を大幅に増加させることが可能です。
機械式立体駐車場と比較した場合の主な特徴は以下の通りです。
比較表:自走式駐車ビル vs 機械式立体駐車場
項目比較 | 自走式駐車ビル | 機械式立体駐車場 |
---|---|---|
空間利用率 | 低 | スロープが不要で、空間の利用率が高い |
防火・防錆性能 | 強い | 防火対策が必要 |
メンテナンス費用 | メンテナンス不要 | 設備の保守費用が必要 |
建設コスト | コンクリート構造で建設費が高い | 鋼構造で建設費が安い |
申請手続き | 建築物に該当し、手続きが複雑 | 仮設施設に該当し、手続きが簡単 |
建設期間 | 長い | 短い |
利用のしやすさ | ドライバーが自ら駐車する必要がある | ドライバーは機械によって車両を出し入れできる |